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エクササイズとアラキドン酸濃度
アスリートにとって事をもっと難しくするのは、動物実験でも人体実験でもエクササイズによって骨格筋組織のアラキドン酸が低下することが明らかにされていることだ。そのような研究の一つでは、被験者をエクササイズグループと非活動グループに分け、両方に脂肪酸とアラキドン酸を同量に含む標準化した食事を摂らせた(食事の全摂取量はグループによりわずかに異なる)。実験期間中、非活動グループでは約5%のアラキドン酸濃度の上昇を認めたが、エクササイズグループではこの脂肪酸の中度の消耗(7〜8%)が認められた。エクササイズグループは非活動グループに比べ、実際に平均13%多く食べた(脂肪酸の全摂取量がわずかに多い)にも関わらずこの結果となった。ジエン型プロスタグランジンの合成は、利用できるアラキドン酸の量に密接に関係しているため、エキセントリックエクササイズの伸張によるアラキドン酸の放出が少ないと低レベルとなり、筋肉たんぱく質合成を増大するPGF2aの合成も低下する。
アラキドン酸のローディング
2001年6月、「Lipids」ジャーナルに過去数十年間に行われた体内のアラキドン酸供給源に関する医学研究を検討した論文が発表された。この論文はとりわけアラキドン酸を豊富に含む短期間のダイエットの影響を調べた幾つかの研究について論じている。動物及び人体実験のデータを調査した著者たちは、通常の食事で得られる以上のアラキドン酸をサプリメントすると様々な体組織中のアラキドン酸濃度が大幅に増大することに注目した。その一つに被験者に毎日1.7gのアラキドン酸を50日間投与した一連の研究があるが、この広範囲に亘る実験は、この用量で血漿リン脂質のアラキドン酸濃度がほとんど2倍に増大し、血小板、赤血球、組織脂質中の濃度も有意に増大したと報告している。
またもう一つは特に組織中の高濃度のアラキドン酸がプロスタグランジン系に及ぼす影響を研究したもので、この研究では被験者に毎日6gのエチルエステル型のアラキドン酸を2〜 3週間投与して高濃度のアラキドン酸をローディングしたところ、測定したすべての組織の脂質にアラキドン酸の有意な貯留が認められた。更に実験期間中はプロスタグランジン代謝物質の生成が有意に増大している(特にE型プロスタグランジン類の代謝物を調べたもの)。被験者4人のうち3人はプロスタグランジン生成が47%も著しく増大し、これらのホルモン合成が劇的に増大することを示した。著者は高濃度の前躯体脂肪酸をサプリメントすればプロスタグランジンの生合成と機能が高まると結論している。アラキドン酸取り込みに関する研究は、普通の食事から得られるこの栄養素を補充するためにX-ファクターを使用できるばかりでなく、さらに筋組織の貯蔵アラキドン酸のレベルを正常値より高めて、エクササイズに対するプロスタグランジン系の感受性を高めるために使用することも出来るのことを証明する手がかりとなるものだ。
サプリメントの安全性
アラキドン酸のような"赤身肉"の栄養素を摂ることについて、すぐに心血管系の健康障害が気になるという人たちのために、高用量のアラキドン酸が血中リポタンパク質と心血管系疾患のリスクファクターとして知られる脂質値に及ぼす影響について詳しく調べた1997年の研究について触れよう。この研究も1日 1.7gを50日間投与して行われた。被験者は平均的な洋食の8倍もの脂肪酸を摂取したが、血漿コレステロールやトリグリセリド濃度に何らの有害効果も認められていない。実験期間中善玉コレステロール(HDL)にも悪玉コレステロール(LDL)にも何らの影響もなかった。このことにより、健康な男女に高用量のアラキドン酸を投与すると組織リン脂質中の濃度が高まり、その結果この脂肪酸に依存するプロスタグランジン系の応答が高まるが、そうすることで心血管疾患のリスクが増大することはなさそうだと結論できる。しかしこの製品は糖尿病、喘息、高血圧、高コレステロール、関節炎、心臓病の患者や妊婦、炎症疾患の患者には薦められない。医薬品使用中や赤身の肉食を制限する何らかの健康障害のある場合は、医師に相談の上使用するべきだ。
これらの研究が物語ること
前述のプロスタグランジンとアラキドン酸に関する研究は、幾つかの異なる分野の医学研究から選んだものをこの栄養素の筋肉生成サプリメントとしての役割を浮き彫りするようにまとめたものだ。これは空約束や典型的な「全く価値のない流行サプリメント」的シナリオを呈するものではなく、科学的にしっかりと裏付けられた筋成長の新しい方法を示している。このレビューで学んだことを纏めると、幾つかの非常に重要なポイントを挙げることが出来る。
| 1) | プロスタグランジンはエクササイズ後のタンパク質合成のコアを刺激する。 |
| 2) | プロスタグランジンの合成は利用できるアラキドン酸の濃度に依存する。 |
| 3) | 体はアラキドン酸を筋組織中に貯蔵するが、活性プロスタグランジンは貯蔵されない。 |
| 4) | アラキドン酸はエクササイズによって起こる筋伸張時に筋細胞の外側のリン脂質層から放出される。一旦放出されると急速に活性プロスタグランジンに変換される。 |
| 5) | エクササイズは筋肉組織中のアラキドン酸のレベルを低下する。 |
| 6) | 普通以上のレベルのアラキドン酸を摂取すると体の組織内に多く貯留し、エクササイズの応答としてアナボリックなプロスタグランジンの生成を著しく増大する。 |
「X-ファクター」の注文は、ボディプラスUSAまで。
電話:0120-199-291(022-792-1736)
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