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今大注目の多目的抗酸化物質CoQ10が日本のみならず世界的な供給不足に陥っているのをご存知だろうか?業界インサイダーの話では、これは日本の健康TV番組の影響が大きいとのことだ!しかしアスリートや健康志向の読者には良いニュースがある(CoQ10のメーカーにとっては悪夢になるかもしれないが...)。本誌掲載記事「アルファリポ酸がクレアチンをターボチャージ 一緒に使って最大効果を引き出そう!」ではALA(アルファリポ酸)のアスリートへのユニークな有益効果を検討しているが、ここではこのサプリメントが誰にでもおすすめな理由を明らかにしていこう。
ALA(アルファリポ酸)とは?
別名をリポ酸やチオ酸として知られるこの抗酸化物質は硫黄を含有し、レバーや醸造用酵母、ジャガイモなどにも含まれている。アルファリポ酸はユニークでパワフルな抗酸化物質であり、インスリン模倣物質であり、細胞のエネルギー産生に重要な役割を果たすのだ。
すべてをしのぐ抗酸化物質なのか?
ALA
はよく「最高の抗酸化物質」と呼ばれる。その理由はビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、カロチノイド...そしてかのCoQ10
などに見られる多くの弱点を持たないからだ(抗酸化物質の作用についてはBPMの他の記事を参考にされたい)。他の多くの抗酸化物質は一種類の活性酸素種(ROS)に対してのみ、組織特異的に作用するのに対して、ALA
はほとんどすべてのROSに作用するのだ。また他の抗酸化物質は脂溶性(ビタミンEなど)か水溶性(ビタミンCなど)のどちらか一方だが、アルファリポ酸は脂溶性であり、かつ水溶性でもある(代謝物ジヒドロリポ酸の形で)のだ。さらにはALAの分子は小さいので、他の抗酸化物質ではとても防げない細胞核内などの領域でも抗酸化作用を発揮する。くわえてALAはバイオアベイラビリティの点でも他の抗酸化物質を遥かにしのぐのである。
ALA
は抗酸化作用を発揮した後も、ビタミンCやビタミンEなど他の抗酸化物質を再生させる作用があり経済的でもある。そしてALA
はグルタチオンの生成を促進する数少ない抗酸化物質の一つでもある。グルタチオンは生体の主要抗酸化物質の一つだが吸収されにくいため、物質そのものをサプリメントするよりもALAをサプリメントする方が効果的と考えられている。
ALA
はまた認知機能と眼の健康を改善することが立証されていたりと数々の有益作用を持つのだが、本誌読者諸君はスポーツパフォーマンスとフィジーク改善にALAがどのように役立てられるのかに興味があるのだろうから先に進もう。
アスリート最大の友! ALA
アスリートは運動量の少ない人よりもフリーラジカルを防止する必要性があることは疑う余地がない。理由は、激しい運動によってフリーラジカルがより多く発生し、組織の抗酸化防御システムに圧倒的な負担がかかるからだ。研究によればALAの経口サプリメントはエクササイズによって誘発される酸化的ストレスに対して特異的な防御作用があり、この点においては他の抗酸化物質よりも優れていることが明らかにされている。
パフォーマンスを改善するALA!
パフォーマンス改善への寄与には議論の余地があるが、細胞レベルでのエネルギー消費増大にはALAが不可欠となってくる。代謝のサイクルにおいてALAは摂取された炭水化物(ブドウ糖)をエネルギーの通貨であるATPに変換するための処理を促進させ、エネルギー産生の補酵素として働く。運動には高いエネルギーが望ましく、また必要であるため、この作用は運動する者にとっては非常に重要なのだ。研究によるこれらの発見の結果、アルファリポ酸はグルコースをエネルギーの通貨ATPに変換する為のサイクルに必要不可欠な要素であると結論される。
ALAは血糖を安定化し、特定の栄養素の取り込みを高める
アルファリポ酸は血糖値を正常化すると共に糖を代謝してエネルギーに変え、エネルギーのレベルを高めてフィットネス促進にも役立つ。ALAはインスリン感受性を高めて血糖値の調節に役立つため、「インスリン模倣物質」と呼ばれることもあるほどだ。非常に効果があるため糖尿病の治療と予防に処方されているほどだ。インスリン感受性が高まるとより多くの栄養素(クレアチン、グルコース、アミノ酸)が筋肉細胞に取り込まれるようになり、その結果アナボリズムを促進することになる。
<パンプを高めよう!
知識の豊富なボディビルダーの多くはパンプ(運動する筋肉に流入する血液の量)を高めるためにアルギニンなどのアミノ酸かA-AKGなどの新物質を使っているが、ALAもそれらと同じ作用でトレーニング中の筋肉グループへの血流量を高める。ALAはeNOS(内皮型一酸化窒素合成酵素)の活性を促進して直接NO(一酸化窒素)の生成を刺激し、血流のNOレベルを高めるが、これによって血管が拡張し血圧を低下させ筋肉への血流が増大する。抜け目のないサプリメントメーカーの中にはこれに気づき、NOベースの細胞肥大剤にはやくもALAを配合しているものもある。
どれだけ摂れば良いのか?
一般的な抗酸化物質としては、1日100mg〜300mgが効果的であるが、パンプを高めたりインスリン感受性を高めるためには、1回100〜200mgを1日2〜3回食事と一緒に摂ると良いだろう。
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