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ダイエット

レプチンの驚異 --減量中でも筋肉を維持する秘密!

WRITER
ブライアン・ヘイコック Bryan Haycock

ではレプチンはどこで手に入るのか?

残念ながら、まだレプチンは一般には入手できない。入手可能になっても処方箋を必要とするだろう。 だからといって諦める必要はない。少しずつ努力して、体内のレプチンのレベルを自然に高める方法があるのだ。

第一はカロリーをサイクルすればよい。短期のカーボローディング(カーボアップとも呼ばれる=炭水化物を一定期間多く摂取する。)が、一時的にレプチンのレベルを上昇させることは研究によって明らかにされている。 太っているほど体内のレプチンが多いことをお忘れなく。これは脂肪細胞が体内の主なレプチン源であり、腺として働くからだ。そればかりか、レプチンのレベルは体脂肪に直接相関している。そのため、ダイエットが進み脂肪が減っていくにつれて、定期的なカーボローディングはより一層有益となる。

以下はどの位頻繁にカーボローディングすれば良いかの目安である。体脂肪が25%以上の場合はカーボローディングする必要はない。15%に落ちると、2週間毎に24時間のカーボローディングを行えば、ダイエット中でも筋肉を保存することができ、空腹で気が変にならなくて済む。体脂肪が10%になれば、毎週カーボローディングする必要がある。そしてついに6〜8%まで下がれば、1週間に2度ローディングしなくてはならないだろう。カーボローディング中はインスリンのレベルが高くなり、食事脂肪と併せるとその貯蔵を促進するので、脂肪の摂取はなるべく最小限に止める必要がある。カーボローディング中「意識的」に摂取する脂肪は、オメガ3や、CLAなどの必須脂肪酸のみにするべきであるが、約14g(大さじ1杯)のフラックス(亜麻)油も有益だ。これらはすべてダイエットを行っている事を前提とした上の話で、カロリー摂取量はもとより普通以下でなくてはならない。カーボローディングのカロリー摂取量は35kcal/kgまで増加するべきである。 1日のカーボローディング中のカロリー計算は次の様になる(タンパク質や炭水化物1gは4kcal、脂肪1gは9kcalあることを忘れないように):

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体重1kgに付き、タンパク質を2.2g摂取することからはじめ、脂肪の摂取量を計算する。繰り返して言うが、この脂肪とはオメガ3、CLA、フラックス(亜麻)などの良い脂肪でなくてはならない。残りのカロリーは炭水化物から摂るのだが、長期ダイエットの経験者なら誰でもこれを制限するのがどれだけ辛いかよくご存知のはずだ。適切な炭水化物は、米、ジャガイモ、全粒粉のパン、パスタ、その他の低脂肪/低フルクトース(果糖)もの炭水化物などである。

レプチンのレベルを上昇させるもう一つの方法は、亜鉛とビタミンEのサプリメントを摂取することだ(7、8、9)。これは何も極端に難しいことではなく、ただ亜鉛とビタミンEのサプリメントを摂るだけの話なのだ。どれだけ摂ればいいのか?毎日亜鉛を15〜30mgとビタミンEを400〜800IU、それだけでいい。

これから益々盛んにレプチンが話題になることは間違いない。インスリン抵抗性の人があるように、レプチン抵抗性になる人もいるため、レプチンの体脂肪減少に対する作用だけでなく、レプチン受容体を如何に活性化するかも含めて研究が行われている。脂肪減少のコントロールにレプチンが果たす最も基本的な役割は、近い将来製薬会社やボディビルダーの興味の標となることはもはや免れない。それまでは、ダイエットで脂肪を減少すると同時に筋肉も維持できるよう、上述した私のレプチンレベル至適化のガイドラインを利用して頂きたい。


[参考文献]

1. Kennedy GC. 1953. The role of depot fat in the hypothalamic control of food intake in rats. Proc. R. Soc. London Ser. B 140:578・2
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